Arduinoはなぜとっつきやすいのか

 ミドルウェアってのはこういうことを言うのか……ということに尽きるのかもしれません.なんというか,digitalWrite(2,HIGH);と記述すると,ポート2をHにすることができます.内部では8bit分のHとLを揃えて出力しているのかもしれないし,1bitごとに指定できるのかもしれないし.でも,そういうことは(とりあえず)気にしなくて良いわけです.ほかにも,analogRead(2)でポート2のアナログ値を読み込み,0〜1023の整数値で取得できます.極めつけは,シリアル通信かな.Serial.begin(9600)で初期化が完了し,Serial.println(val)で変数valを整数値とみなした文字列が送られてきます.

 PICにも開発環境自体はあるのですが,ミドルウェアはなかった or 有償で利用してこなかったわけです.それに比べてArduinoオープンソースなので,自由に利用できるし,改変もできます.

 遅延なしでシリアル通信を実行したところ,9600ボーは余裕で出ました.それ以上でも通信できるとは思うのですが,今のところうまくいっていません.うまく通信できない上に,アップロード時にOSごとフリーズしてしまう現象にあっています.まぁ,これは今後機械があれば原因を探る方向で.

 ところで,ArduinoIDEはそんなに使いやすくありません.というか,Editorが軟弱すぎて,ホントの開発には耐えないです.あと,VAIO type PのようなネットブックにはJavaが重いです.セミナーの時に自前の開発環境を構築できるのか質問している人がいらっしゃいましたが,同感です.やはりソースコードはviで書きたい!

 そうそう,Arduinoを触ってみたいという方は,下にあるバナーのchip1stopさんで注文できます.多分USBケーブルはついてこないので,別に用意しましょう.まぁプリンタ付属のUSBケーブルを流用すれば事足りますがw

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