CSL

ソニーコンピューターサイエンス研究所展に行ってきた.ものづくり(ハードウェア)は健在,ソフトウェアはイマイチ.操作に対する反応が控えめ=没個性的,に陥っているのかな.展示なんだから,インパクトのあるものを求める.
タッチパネルなのに,ボタンを押した感覚が得られるパネル.これは秀逸.ちょっと反応に遅れがあるけど,許容範囲.複数ボタン同時押しには対応していなかった.まぁ,仕方ないか.

ウェアラブル系はちょっと危険.触れるだけでデータが送信されてしまうので,例えば電車内で体が触れあっただけで情報が漏れる.という意味で,インターフェースに改善の余地あり.インターフェースの研究所だったはずだけど...

IDカードに2次元コードを利用するシステムは,落第点.ユーザーは「かざす」という操作になれていない.識別にカメラを利用するため,焦点を合わせる必要がある.でもこの微妙な距離感がなかなかつかめない.1次元バーコードの場合読み取り面を密着させてもOKなシステムだっただけに,改善が必須.そうこう考えると,suicaのタッチ,というインターフェースは意外と良くできていると思う.まだ,タッチするタイミングが悪くてゲートが閉じられている人も多いようだけど.

カメラ系は必ずと言っていいほど焦点距離の問題がある.特に接写とか.複数のレンズで多焦点カメラを構築する,というアイディアは案外重要なのかも.全焦点カメラ.